E657系に初乗車した話と常磐線特急の仙台までの直通運転復活について

つい先日ですが、初めて常磐線E657系に乗ってきました。
2012年のデビューからはや七年、E657系はすっかり常磐線特急の顔として定着した感があります。
しかし、僕はまだ未乗車でした。
乗ろうと思えばいつでも乗れるという事で、つい後回しにしていたところもあります。
今回でようやくE657系の走りを体験することが出来ました。

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その日は久しぶりに上京し、帰るときは夜も大分遅くなっていました。
お酒も少し入っていました。
もっと早い時間帯ならば普通列車グリーン車でゆったり帰ったところですが、体調面の心配もあって帰るのが遅くなることは避けたかったので、上野から特急を使うことにした次第です。
当日、常磐線は車両トラブルの関係でダイヤに遅れが出ていたので、普通で帰ると大分遅くなりそうだったというのもあります。


乗ったのは特急ときわ87号高萩行き。
時刻表では上野を出発するのは22時となっていますが、予定より30分ほど遅れての出発となりました。
その日は気分的に乗り鉄モードではなかったのですが、E657系への初乗車という事で、やはり気持ちは高まりました。

ときわ87号は上野を出発したら土浦までノンストップ。
ダイヤの関係か、スピードは思ったほど出ていないように思えましたが、次々と駅をすっ飛ばして走っていく様は実に爽快。

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四十数分程度の乗車でしたが、あっという間で、時間的に物足りなかったくらい。

大変快適でした。


ところで、少し前に、常磐線が全線復旧したら、常磐線特急の上野-仙台の直通運転が復活するというニュースを目にしました。
震災前、いわきで特急の系統が分離される計画が立てられ、それが震災で立ち消えになったという経緯がありましたが、結局直通運転の復活という形に落ち着いたようです。
上野-仙台の直通運転が復活すれば、走行距離が300キロを超える在来線の長距離特急が一つ復活することになりますね。
今や長距離の旅客輸送は新幹線が担っていて、在来線特急の役割は中距離の都市間輸送がメインとなっていますが、時代のトレンドに少し逆行するとも言える決定を歓迎したいです。

 

ちなみに1980年の常磐線はこんな感じ。

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ページ少し右のひたち15号が上野-仙台を直通運転しています。
当時のひたち号は485系による運転で、4時間45分で結んでいます。
ひたち号以外にも、上野-盛岡を結んだ急行もりおか3号とか、上野-青森を結んだ特急みちのく号などが目を引きます。
みちのく号には食堂車のマークも…。
時代ですね。

もう少し時代は下り、2006年の常磐線のダイヤ。
651系のスーパーひたち号が仙台まで直通運転してた頃。
スーパーひたち27号が4時間10分で結んでおり、1980年の頃より所要時間が35分短縮。

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E657系上野-仙台の直通運転復活を楽しみにしています。